コールマン200Aが届いたら~
こんばんは~
前の記事を見て200Aを買っちゃた!っていう人はいないと思いますが、フォローアップということで「私なりの付き合い方」を書きたいと思います。
お知り合いの
「あの方」も、ついに200Aを購入されたという噂が伝わってきましたし・・・。
まず最初に、ガソリンランタンは取扱や整備を誤ると、相当危険な道具になってしまうということを十分に認識しましょう!
たばこを吸いながらの給油、燃焼中にタンクキャップ開ける、整備ミスで燃料漏れて・・・引火して大惨事の危険性があります。
購入したランタンが届いたら、とりあえず各部を点検します。
信頼できるショップで購入した場合等は、そんなにチェックしなくて大丈夫だと思いますが、最低限はやったほうが安心ですね。
なお、詳しい手順は、私の過去記事をご覧ください。
まずは、ベンチレーター、ベイル、ホヤ(グローブ)、フレーム、カラーを外します。
モンキーレンチでも良いですが、インチサイズのコンビネーションレンチ(安物で可)を使いましょう。
それから、小さいマイナスドライバーやペンチ類も準備します。(写真のプライヤーはでか過ぎ)。
①ジェネレーター
はずして
内部の状態を確認しますが、これは消耗品ですので割切って
新品に交換しても良いと思います(写真は288です)。
②ポンプカップ
オイル穴からオイルを差してスムーズに動けばOKなんですが、
大した手間ではないので外して清掃して給油した方が万全です。なお、昔のモデルは革製でカスが出ます。
私は、
タンク側の方もパーツクリーナーと布を突っ込んで清掃します。
③チェックバルブ
チェックバルブにはボールが入っていて、このボールが固着したり変形したりすると「ポンプが固い」「圧がかからない」というトラブルの基になります。
加圧してノブをしめこんだ状態でノブの穴を押さえてみて、
ノブが飛び出してくるようだと確実にエアが漏れてます。
固着の場合は、ポンプ部を外してから
パーツクリーナーやガソリンを入れると治る場合がありますが、
ダメなら交換です。
エア漏れは、チェックバルブが
緩んでいるだけなら締めなおしで治りますが、
そうでない場合は交換です。
ちなみに、
交換は専用のレンチが必要(しかも2種類以上あります)なので、ショップに持ち込んだ方が安上がりです。
④タンクキャップのパッキン
パッキンが硬化していると、燃料が漏れるし、圧が逃げてしまいます。
パッキンを
マイナスドライバー等で押して、弾力があるか確認します。
硬くなっていたらパッキンを交換となりますが、
入手先はプロショップかオクになると思います。
交換作業は、
古いパッキンを外すのが大変な場合があります(分解してからトーチで焼き切る場合もあります)。
⑤タンク内
タンク内をペンライトで照らし、錆びや汚れの状態を確認します。
多少の錆びは使用に影響しない場合が多いですが、
錆びが燃料に漂うようだと燃料チューブやジェネレーター等を詰まらせるので、錆び取りが必要です。
また、錆びが無くても、少量のホワイトガソリンを入れてシェイクし、清掃するとよいと思います。
⑥バルブ周り
バルブを回してみて、
軽すぎる場合はバルブのところの大きなナットを少し締め、きつすぎる場合は逆に緩めます。
また、
ステムに耐熱シリコングリスを薄く塗るとスムーズに回ります。
この中にグラファイトパッキンやワッシャーが入っていますが、
これらにトラブルがあると燃料が漏れるので、結構大事なところです。
⑦燃料漏れのチェック
燃料を入れてポンピングして圧をかけ、バルブから下の部分から
燃料漏れがないか確認します。
できれば、カラー(バルブ周りのカバー)を外して目視して確認した方が良いですが、音や臭いでも分かります。
次に、バルブとチップクリーナーを少し開けて、
ジェネレーター先端からガスが出てくるかと、ジェネレーター根元から燃料漏れがないかを確認します。
この時、
ジェネレーターの先端を布で覆っておかないと燃料が噴出するので注意してください(写真は242Cです)。
ここまでOKだったら、バーナー等の緩みが無いか確認しながら組み立てます。
このまま点火まで書こうかと思ったんですが、長くなったのでまた今度にします~
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